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ダンガンロンパ

ダンガンロンパ3 未来編/絶望編初見時感想文

視聴から1年近く後に、思い出しながら感想文を書いています。
ネタバレがあるので、ダンガンロンパ無印・2を未プレイの人は読まないでください。

なお、ダンガンロンパシリーズのファンですが、アニメ版3(特に絶望編)に関してはアンチです。
この感想文もアンチ視点での感想文になります。

前述のとおりアンチです!!
今まで生きてきて、アンチと感じたレベルの作品はダンガンロンパ3絶望編だけです。
公式と解釈違いを起こすなんて厄介オタクで嫌なのですが、2がとても好きだからこそ、2の良さを阻害する3に対しては厳しい評価をしてしまいます。

未来編については、未来機関ガバガバすぎない??とか、裁判のないただのコロシアイはどうなのとか色々思うところはあるのですが、
なんだかんだそれなりに展開を予測して楽しみながら見ていました。

未来編を最後まで見てから絶望編を見始めたのですが、どうしても納得できない要素がいくつかあります。

一つ目は七海が実在したということ。
2のクリア時点で、七海の非実在性からくる物語の美しさに魅力を感じていたので、3で実は実在していました!と言われて「えっ」となりました。
話数を重ねていくうちになんとなく受け入れられるようになる、ということもなく、結局最後まで納得できなかったです。

けれどもしそれだけだったら、私が勝手に美しさを感じていただけだったので、仕方ないと飲み込めたかもしれないです。
さらに受け入れられないのが、委員長属性という2の時点ではなかった属性を持っていたことです。
2の七海は3の七海のイメージを元に作られた設定になっていましたが、2の七海と3の七海は明らかに違います。
2終了時点では七海のことが好きだったのですが、3を見てからは手放しで七海が好きと言えなくなってしまった。
私が好きなのは2で一緒に裁判を進めてくれた七海なんです……。

二つ目は2のメンバーが雑な流れで絶望すること。
特に狛枝があっさり(他のみんなと同じ流れで)絶望してしまうのは、2でのクレイジーな言動を見ているからそうはならないでしょ!と思いました。
CAPTER5のクレイジーさは絶望していて素ではない可能性もあるけど、CAPTER1の素の状態でも殺人事件を起こさせるようなやつだぞ。

三つ目は2のメンバーが雑な流れで復活したこと。
復活するかもしれないよね、っていう、希望の残るエンディングが好きだったので、カムクラの才能であっさり復活しちゃった3は受け入れ難いです。
せめて生き残りメンバー+幸運で目覚めた狛枝だけ登場して、他のメンバーについてははっきりさせないで欲しかったなあ。

四つ目は2のメンバーが絶望の残党として未来機関の尻拭いをするエンディング。
2のラストで無印メンバーが助けてくれたから、3のラストで無印メンバーを2のメンバーが助ける、って構図は、その構図だけ見ればかっこいいんですよ。
これが二次創作のifだったら絶賛してたかもしれない。

でも希望ヶ峰学園の隠蔽体質のせいで色々悪いことが起こってるのに、未来機関も過失を隠蔽するってエンドはどうかと思いました。

逆蔵周りと十六夜、詐欺師関係のエピソードは結構好きでした。
あと絶望編エンディングテーマはなんやかんやくせになる。

でも全体を通して見ればやっぱりアンチです。
私がダンガンロンパ世界の妄想をする時には、3はなかったことになってます。厄介オタク……。
アンチすぎて逆に好きまであるかもしれないので、もしかしたらいずれもう一度見るかもしれないです。